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【インタビュー】ヴィスラフ・デュデック「パ・ド・ドゥはプロになって最初に求められる技術です」

 

Shoko Nakamura &Wieslaw Dudek

 

現在参加者募集中、3月に大阪と東京で開催される《パ・ド・ドゥ講習会》の講師ヴィスラフ・デュデック先生(ベルリン国立バレエ等の元プリンシパル)。

いまや日本の若いダンサーたちは、個々の踊りのレベルでは世界で通用する域に達しているけれど、多くの人に未だ決定的に不足しているものがある。それがパ・ド・ドゥの技術だ――。

講習会の開催を前に、自身のパ・ド・ドゥ経験や、日本の若いダンサーに伝えたいこと等、お話を聞きました。

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――デュデックさんは10才から故国ポーランドのウッチ国立バレエ学校でバレエを学んだそうですが、パ・ド・ドゥのレッスンは何才から始めましたか?

ヨーロッパのバレエ学校では15才くらいからパ・ド・ドゥのクラスを受け始めるのが一般的ですが、ぼく自身は少し早めの14才でスタートしました。身長もかなり高かったし、体も充分強く育っていると先生が判断したのでしょう。

――パ・ド・ドゥの練習は好きでしたか?

大好きでしたよ! 自分にとって新しいことを学ぶのはいつだって楽しいものです。それに、自分だけに集中する通常のクラスとちがい、パ・ド・ドゥには相手がいます。ときに思いがけないことが起こったりして、臨機応変に対応する能力が求められるところもおもしろかったですね。

公私ともにパートナーであるバレリーナ、中村祥子さんと

――パ・ド・ドゥの魅力とは?

ひとことにパ・ド・ドゥといっても、じつにさまざまなタイプの踊りがあります。男性どうし・女性どうしで踊るもの、キャラクター・ダンスのもの、コンテンポラリーのもの……。しかもパートナーによってフィーリングがまったく変わるので、どんなに踊っても飽きることがありません。それは見る人にとっても同じでしょう。そのとき、そのふたりのあいだにしか生まれないストーリーが、パ・ド・ドゥにはあるのです。

そもそもバレエ団に入ると、ソロを踊るのは基本的にソリスト以上ですが、パ・ド・ドゥはだれもが踊ります。入団したてのコール・ド・バレエから、プリンシパルまでね。つまり、プロになっていちばんに求められるのは、人と組んで踊る技術だといっていい。ところがヨーロッパ諸国とくらべて、日本では子どもたちがパ・ド・ドゥを学べる機会があまりに少ないように思えます。その結果、いざバレエ団に入ったとき、パートナリングができなくてなやんだり、踊るチャンスを与えられなかったりする若いダンサーがたくさんいる。カンパニーではパ・ド・ドゥの踊り方を一から教えてくれたりしない。そして踊れなければ、踊らせてもらえないのです。

パ・ド・ドゥは、技術を正しく教わって、経験を積むことが何より大切です。ぜひ「僕・私にはまだ関係ない」なんて思わずに、まずは興味をもち、学べる機会があれば積極的に学んでほしいと思います。

※このインタビューは新書館刊「クララ」2016年12月号に掲載された内容に追加・補足をしたものです

講習会の詳細やお申込みはこちらをご覧ください

 

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【終了しました】ヴィスラフ・デュデックによるパ・ド・ドゥ講習会

男女が組んで踊るパ・ド・ドゥは、バレエを志す人なら必ず踊れなくてはいけない大切な技術。日本ではなかなか学ぶ機会のないパートナリングのテクニックを、入門~初心者と中上級者、それぞれのレベル別に指導するワークショップを開催します。

※(2/28追記)中村祥子さんが通訳・アシスタントを務めてくださることが決まりました! 詳細は下記ご確認ください

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