「ジゼル」レッスン、第5回(2/3)重要ポイントのまとめ!

「ジゼル」レッスン受講者のみなさま、そして「ジゼル」レッスンに注目してくださっているみなさま、こんにちは。いつも当ブログをご愛読いただきありがとうございます。

先週はナイル川のように長大なブログを書き、ツイッターで「UPしましたー♪」と告知したところ瞬時に5名のフォロワー様を失ってしまうという緊急事態が発生いたしましたが(ほんとです)、今週も懲りないスタイルでまいりたいと思います。

 

2月3日(土)、第5回レッスン。
この日は前回振りを覚えた第2幕、ウィリ達がヒラリオンを追い詰め、ぐるぐると渦に巻き込んだり怒涛のソテ・アラベスクでアタックしたりしながら踊り狂わせ、ついには死の沼へと突き落としてしまう――という場面をさらに練習。
より細かい部分まで磨き、一応の完成形までもっていく、というレッスン内容でした。

このところ、毎回レッスンの最後に通して踊るところを動画撮影し、それを受講者限定で公開するようにしていますが、みなさんそれを熱心に観ては、各自で復習したり次のレッスンに向けての予習に使ってくださっているようなんですね。(驚きの動画再生回数と総再生時間の記録がそれを物語っています(`・ω・´)キリッ)

そのおかげでしょうか。

な、なんですかこの誰も振りを間違えない感じは……!?
覚えていない人とか忘れてしまっている人は(私以外に)いないのですか!?!?

驚愕しました。
でもそれ以上に感激しました。
こんなにもみなさんが熱心に且つ貪欲に取り組んでくださるというのは、それだけこの時間が楽しいと感じてくださっていることの証なのではないかと。
やっぱり最高のレッスンだな……と、あらためて高木綾先生&高橋竜太先生、そして受講者のみなみなさまに感謝いたします。

そのようなわけで、今回も引き続き諸々のステップについてのご指導もあるにはあったのですが、むしろ全体的なタイミングやフォーメーションの精度を上げていくような練習に注力し、最後にドドーン!と通してみる、という練習をしました。

ワタクシ、この最後の通しを撮影した動画をひと足お先に拝見したのですが、、、

こ、これはすごい……!!(゚Д゚ノ)ノ

動きも揃ってるし、フォーメーションもすごく整ってるし、ヒラリオンさんの演技もいいし、彼とウィリ達との絡みのタイミングもバッチリ。

受講者のみなさま、いつものように限定公開動画URLをお送りしますので、ぜひ期待してご覧ください。みなさんも絶対にびっくりすると思います!

(私の個人的なツボは、大斜めのところでヒラリオンさんがミルタの前でパタッと倒れたところの演技と、ラストのところで最後尾の華奢で可愛らしいウィリお二人がヒラリオンを捕まえて“ていっ!”と沼に突き落とすところです)

それにしても。
私自身は踊ってみて初めて意識できたのですが、ウィリの踊りって、怒涛のアラベスク・ソテ合計23回(たぶん)とか、フェッテ・アラベスク12回とか、あるいは以前練習した“象の行進”のアラベスク・タン・ルヴェ往路12回、復路14回などなど、同じステップをただ延々と繰り返す振付がとても多いですよね。

踊ってると、(く、苦しい(×_×)このままではこっちが死んでしまう……って、いやもう死んでる役だけども(×_×))となるのですが、鏡に映る自分たちの姿をちらっと見ると、

うん、恐い。

不気味な風が巻き起こっているみたいな恐ろしさと迫力。
単純なステップを無表情でずーっと繰り返すのって、それだけでめちゃくちゃ恐ろしい雰囲気や迫力を醸せるんですね。

この群舞を振付けた人、天才!(軽薄な言い方ですみません)

そしてこの日の最後に、ここ2回のレッスンのまとめとして竜太先生が話してくださったこちら↓の内容が、また素晴らしかったです:

●第2回・第3回で練習したウィリの群舞は、ふわり、ふわりと人も殺さないような優しい柔らかい踊り。
でも前回と今回レッスンしたところは、ウィリ達がいきなり強くなって、恐くなるシーン。一気に襲いかかり獲物を仕留める感じ
だいたい、動物でもなんでも、甘〜く近寄っておいて一気にパクっといくものであり、ここの場面はそういうイメージと言える。
●だからその落差を見せるのがポイントであり、作品の面白みでもある。
●その落差・違いは、指さし方の強さ、その時の目線の強さ、背中の使い方の強さ、“NO!”のポーズの強さ等で表現できる。
また、輪になって走るところの腕の角度などにも表せる。
だからそういう部分をビシッと強く決めることが大事。
●列をビシッと揃えることも、迫力につながる
●人間はピンチになってその場から逃げたい時、そこに広い空間があったり、一本道がスーッと続いたりしてると、思わず吸い込まれるようにそちらに行ってしまうもの。
例えば輪になるところはそのスポッと空いた空間を、大斜めのところは森の木々がずーっと一直線の道を示すように並んでいる光景をイメージさせる。
それがわかっているとヒラリオンの動線もおのずと定まるし、バレエの構成としてもすごくおもしろいシーンである。

『ジゼル』って、全2幕でバレエとしては短いほうですし、作品の構造も振付もストーリーも比較的シンプルだと思うのですが、じつによくできた作品なのだな……とあらためてハッとさせられます。
無駄がない。だけど、細かく観れば観るほど、いくらでも発見ができそうな作品です。

 

***

 

【ヒラリオンのポイント】
★最初の出のところ
*行く手をいちいち塞がれて……というところは、手元だけで防御のポーズを取らないように。ボディで「うわっ」「危ない!」「こっちもダメか!」というビクッとした様子を見せるように芝居を工夫しよう。
*演技に集中しすぎて、カウントを忘れてはいけない

★スートゥニュで小さな渦巻きに巻き込まれるところ
*各列4人のウィリ達の真ん中に入るべし。
*大きな輪の中へと入っていくところも同じだが、ミルタから「お前は逃げられない」「お前はここではなく、あちらへ行って踊るのです」とマイムで命じられ、「い、いやだ〜〜〜!!」という抵抗の仕草をちゃんと時間を使って見せてから、目的地へと向かうこと。タイミングに遅れないようにと気をつけるあまり、焦ってサッと向かってしまうと、ミルタの命に「はーい♪」と従っているように見えてしまう。
*スートゥニュは、右腕を上に向かって延ばしながらくるりと各渦巻きに巻き上げられるようにして一回転。
このときの腕は、クラシックというよりコンテンポラリーのよう。胸〜左頬を手のひらで撫でるようにして〜天に向かって差し伸ばしていくような感じ。

★フェッテ・アラベスクのところ
フェッテ・アラベスク×2は小さく → グリッサードで助走して…… → カブリオールで大きく

 

【ウィリのポイント】
★小さな渦巻きのところ
*ウィリは本当にタイトな渦巻きを作る。2番目以降の人は先頭の人の後ろに続くというより右肩を入れるような感じで絶対に間をあけずタイトに回る

★大きな輪になるところ
*全員でカウントをぴったり合わせ、周りを見回しながらキレイな円を作るというよりも、自分のスタート位置をまず覚え、そこにさっと行くことが大事。全員がスタートの位置を正確に覚え、常に正確にその位置に移動することが重要。
両腕が90度に曲げていられる大きさで円を作ること。ここでもう手が伸びきっていたり、延ばしても届かないくらいの感じでスタートしてしまうと、もう絶対に挽回はできないし、円は崩壊してしまう。
自分のスタート位置にきちんと到着してから手をつなぎ、回り始めること。
*走り方は絶対に小走り
*そして脚がパラレルになると勢いが制御できず円がふくらんだり遠心力で振り回される原因に。とくに左足を床に着く時にアン・ドゥオールすることを心がけると、円がふくれそうになる時にも踏みとどまれるし、すごくコントロールが利く

フェッテ12回のところ
*普通アカデミックにはフェッテは動脚をドゥヴァン→ア・ラ・スゴンド→デリエールと回して行くが、ここはそうする時間がないのでドゥヴァンは省略しアラスゴンドにいきなり出す
*また、その脚を後ろに回して行くというよりも、軸脚で跳んだあとプリエで着地する時に踵をグッと前に出してアン・ドゥオールすることを意識して。
*このパは跳ぶパではあるけれど、アクセントはプリエの着地のところ。“上に、上に”ではなく、“下へ”の意識プリエをしっかり踏むことを意識することが重要。そうしないと、上、上と飛んでいると、だんだん音より早くなってきてしまう。
プリエは踵まで床にしっかりつけて強く踏み込むことが大事。
*跳んでいる時は、軸脚もつま先までピン!と伸ばす。
*ここの振りは、繰り返していると、だんだん何をやっているかわからなくなってきて混乱してくる人多数。そして混乱すると腕の意識が抜けてくるけれども、逆に腕をきちんと使わないと方向すら見失ってくる。脚が混乱しても、アロンジェ、アロンジェの腕だけは動かし続けるほうが、踊り続けられる。

★フェッテの12回目はぐーっとプリエを踏んで、アラベスク・アロンジェのポーズをしっかり見せてから、大斜めの自分の位置にサッと入る。位置に走っていく時のアームスはすごく低めでドゥミ・スゴンドに。

★大斜めのところ
*振り返りのところのNO!の手は、強さとシャープさは必要だけど、手を捨てるようなぶっきらぼうな感じになってはいけない。肘を脇腹に近づけたところから、手のひらで空気を押すようにNOと出す
*カノンで両腕を前のアロンジェにするところ。この振り返りの時にすごく列が歪みやすい。後ろのタンデュにしている右足を、左足の後ろにおさめて5番ポジションにしっかり締めるようにしてから左足を前に出す。つまり、ほぼ1点上で軸脚の交代をするような感じにするとずれにくい。
*ラストの振り向きは、3つの音のうち
1つめの音で息を吸ってアームスを持ち上げ、
2つめの音で振り向き、
3つめ(最後)の音でウィリポーズ!

 

「ジゼル」レッスン、第4回(1/27)重要ポイントのまとめ!

1月27日(土)、第4回目のレッスンは引き続き第2幕から。
場面はウィリたちが今宵の生け贄・ヒラリオンを追い詰め、踊り狂わせ、最後は沼に沈めてしまう――という、全幕中のクライマックスのひとつと言えるシーンを学びました。

女性のみなさんは全員でウィリたちの群舞。
そして栄えある(?!)ヒラリオン役は、もちろん男性受講者の方に任されることになりました。
竜太先生から「じゃ、男性はヒラリオン役で」と任命され、ちょっぴりはにかむヒラリオン。それをウィリのみなさんが温かな拍手で激励するという、何ともほっこりなひと幕もありました(笑)。

やっぱりバレエは、女性と男性がいるからこそ素敵です。

さて。
今回のシーンは、具体的にはこのような場面でした↓

①ジゼルのお墓を訪ねてウィリの森に入ってきてしまった哀れヒラリオン。ウィリたちの気配に気づき、森から逃げ出そうとするも、左(上手)から右(下手)から走り込んでくるウィリたちにことごとく行く手を塞がれ、追い詰められてしまう。
ウィリたちは「今日の餌食はお前だ!」と言わんばかりに全員でヒラリオンを指さし、怒涛のアラベスク・ソテで攻め立てる。

②ヒラリオンの前に、ウィリの女王ミルタが現れる。
ヒ:「おいアンタ、俺はここから出て行っていいか?」
ミ:「いいえ、それは許されません」
ヒ:「え、何で!?!? あああああ〜〜〜」
ウィリたちが1列ごとに巻き起こす渦巻き状の疾風に絡まり、翻弄されるヒラリオン。

③ミルタに必死に命乞いをするヒラリオン。
ヒ:「た、頼む、助けてくれ……」
ミ:「お前はここで踊り続けるのです。心臓が破れるまでね」
ヒ:「そ、そんなの嫌だー!うわあああああ〜〜〜〜〜!!!」
ウィリたちはヒラリオンをぐるりと取り囲んでひとつの大きな輪となり、ぶわ〜っと勢いよく回り始める。ヒラリオンはその流れに逆行し、息も絶え絶えにグラン・ジュテ・アティテュード×5回。そして十字架ポーズでウィリに捕獲されてしまう……。

④ウィリたちのアラベスク・ソテ(スタジオの各コーナーへ方向を変えながら)&小さなフェッテ・アラベスク×12、そして舞台上手手前から下手奥に向かって大斜めのフォーメーション。
最後の力を振り絞って命乞いをするヒラリオンに、ウィリたちは冷たく「NO!NO!NO!NO!NO!……」
(ここで、1列に並んだウィリたちがウェーブみたいに前から順々にパパパパパパ……とポーズを作っていく動きを、先生は“カノン”と呼んでおられました)

⑤ついにヒラリオンは沼に突き落とされ、終了。

こ、これは……
めちゃくちゃ燃えます

これまで、観客としてこの場面を見ている時は
(ヒラリオン可哀そうすぎる;;)
(彼は何にも悪いことしてないよ? ただ一途にジゼルのことが好きだっただけだよ?)
と、どちらかといえばヒラリオンにすごく同情を感じておりました。

ところが実際にこの群舞を踊ってみると、ぜんぜん違う感情が芽生えてくるんですね。

逃げまどうヒラリオンを指さす時には(そこの男、逃がさないよ( ̄ー ̄))と。
怒涛のアラベスク・ソテ攻撃をお見舞いしている時には(追いつめてやるー!( ̄ー ̄))と。
拒絶のポーズで突き放す時には(私たちは絶対に許さないから( ̄ー ̄))と。

これまで四十ウン年の人生では感じたことのないドSな感情が、ごく自然に心の奥から湧き上がってきました。

実際のところ、今回は演技的な部分、表現的な部分も、とても勉強になりました。
何と言うのでしょうか、まずわれわれウィリは、ターゲット(=ヒラリオン)が定まることによって、気持ちに“強さ”が出てくる感じがしました。
「今夜はあの男を踊り殺すのだ!」という目的が明確にあることによって、私たちの指先や目線もきっちりと定まり、自然と力がみなぎる

またヒラリオン役の人も、ただくるりと1回転するだけ、軽くバランセをするだけでも、自然と天を仰いだり、何となく悲壮感のある表情を浮かべたりと、まだ振りを覚えきっていない段階からもうステップに“芝居”の芽が出てきているように見えました。

なるほど、表現や演技というのはこのように、その場面や振付の意味をはっきりと理解できていることがすごく重要で、それができているかどうかで動き方や表情が内側から自然に変わってくるんだな、と。

頭では何となく知っていたことですが、それを自分の体で感じられたのは、とても新鮮で嬉しい体験でした。

次回、第5回レッスンでは、この同じ場面をさらに踊り込み、磨きをかけ、仕上げていく予定です。

***

【第3回レッスンのポイント】

Point 1:“ウィリ走り”のコツ
★上体を前傾させ、進行方向側の腕をアン・ナヴァン、反対側の腕はア・ラ・スゴンド(だけれども、ボディを少し正面方向に開くようにして、腕が斜め後ろに伸びているようなラインを作る)
★“上体を前傾させる”といっても、決して背中は緩めない
背中をグッと入れて、デコルテを張り、首筋をスッと長く保っておく。
★走る時は脚がパラレル(6番ポジション)にならないように注意!
両脚のアン・ドゥオールを忘れずに、ちゃんと“バレエらしく”走るべし。
★このシーンの冒頭、上手と下手から舞台へと走り出る場面で注意しなくてはいけないのは「行き過ぎてしまったら、もう後戻りはできない」ということ。
自分が止まるべき位置(バミリ)や前の人との間隔をちゃんと目で確認しつつ走るべし!

Point 2:指さす時はハッキリと!
★舞台にダーッと走り出てきて、自分の立ち位置に着いたらクロワゼ・後ろの脚タンデュでストップ。
客席から見て奥の腕を真っ直ぐ前に伸ばし、ヒラリオンを指さすようなポーズをする。
★指さす時は、前に伸ばした腕をいちど自分のほうに巻き込んでから(アン・ナヴァンのポジションを通過するように)、あらためて強く前に突き出す
★その指先はピン!と強く伸ばし、「お前だ!」という感じで、はっきりと指をさし、目にも力を込めて(目力)。ふんわり・ぼんやりと指をささないこと。
★ただし、強く指さそうとするあまり、反対側の手まで人差し指がピーンと立ってしまわないよう注意。反対側の腕は低めの位置のドゥミ・スゴンドで自然に伸ばしておく。

Point 31列ずつの小さな渦巻きはタイミングが重要(衝突注意!)
★ウィリたちが1列ずつ小さな渦巻きを作ってヒラリオンを巻き込んでいくところ。焦って早く動き出さないよう、音楽をしっかり聞いてタイミングよくスタートすること。
★スタートしたら、23番目の人たちはダッシュで1番先頭の人についていく。ここで間隔をあけてしまうとヒラリオンが次の渦へと抜けていくのにぶつかったり、タイミングが遅れたりしてしまう。
★ヒラリオンはストゥニューでバランスを取りつつ渦の最後尾の人が通過するのを目視確認してからダッシュで抜けるのがコツ。

Point 4:難しいのは、音楽に演技のタイミングを合わせること
★音楽に合わせて踊るのはカウントを取りやすいし比較的やりやすいけれど、より難しいのは“音楽に合わせて演技をする”こと
“この音のところでこの芝居をする”というのは、タイミングがとても覚えにくく、難易度が高い。その意味で、今回の場面はヒラリオン役の難所であり、見せ場でもある。

Point 5:大きな輪になって回る時のコツ
★ミルタがヒラリオンに対して「お前はここで踊るのです」のマイムをしたら、ウィリたちはサッと移動してひとつの大きな輪を作る。
輪のフォーメーションを作る時の自分の位置を覚えておき、その場所をめがけてサッと移動し、きちんとフォーメーションを組んで静止してから、走り出すこと。
★前後の人と手をつなぐやり方には決まりがある。
全員、“ウィリ走り”の体勢(上体前傾)を取り、右手が前、左手が後ろどちらの肘も90度に曲げて、前後の人と手首を握り合う
★全員が肘を90度に曲げた状態を保てる距離感で輪を作り、走り出してからもその肘の角度は崩さない!
★走り出したら、前の人の腕を軽く押すようにするとみんなが走りやすい。逆に前の人にぶら下がってしまうと、重たいだけでなく、速さのコントロールが利かなくなってフォーメーションが崩れる。
★前の人が通過したところよりも外側を走ってしまうと、輪がどんどん膨らんでいって生業不能になりフォーメーションが崩壊する。音楽のなかで走り終えることもできなくなる。
前の人が通った軌跡よりも、気持ーち内側を走るくらいのイメージで。
★走る時に脚が6番にならないように! アン・ドゥオールを意識して保とう。
★回るのは1。最後はまたスタートした時の自分の位置に戻る。

Point 6:小さなフェッテ・アラベスク×12
★ここのフェッテ・アラベスクは、ボディの角度をあまり深く取らない。ボディは正面に開き気味、脚はやや“ア・ラ・ベゴンド”気味なくらいで小さく跳ぶ。
★腕のポジションは、最初の4回はドゥミ・スゴンド次の4回はア・ラ・スゴンドのアロンジェ(手のひらを下に向ける)、ラスト4回は後ろの腕を斜め上まで上げた大きなアロンジェ

Point 7:“大斜め”のフォーメーションは角度浅めで真っ直ぐに!
★大斜めで真っ直ぐなラインを作るコツは、前の人の背骨の真後ろに自分の背骨がくるよう、体のセンターで合わせること。(ただしこの日のレッスンでは右肩(客席側)のラインで合わせました)
★このフォーメーションでは、計4回ほど振り向くタイミングがある。そのたびに列が少しずつズレたり歪んだりしやすいので、すごく注意しなくてはいけない。
★1回目の振り向きは右手指さし。この時は指先を前の人の耳の高さに合わせ、少し前傾姿勢に。
★2回目の振り向きはウィリポーズ(みぞおちの前で両手首をクロス、脚はBプラス)。その後「NO!NO!NO!NO!NO!NO!NO!……」のカノン。
*カノンの時は、前の人が動き始めたのを確認したらすぐ自分も動くのがコツ。
前の人が動き終えてから動くのでは遅い
*「No!」のフレックスの手は中指が天井を向くイメージ。
★3回目の振り向きはカノン。両手アロンジェ&左脚をドゥヴァン(前)にタンデュしながらパパパパパパパパパパパ……と前から順々に振り向いていく。
*カノンのコツは上記に同じ。
*アロンジェの右手は前の人の耳の高さ、左手は腰の高さ。

 

「ジゼル」レッスン、第3回(1/20)重要ポイントのまとめ!

 

1月20日(土)、第3回レッスン。

前回に引き続き、ウィリ達の群舞を学びました。

この日のレッスンでは、第2回(ウィリ達の登場からの群舞)のおさらいをしてから、その続きをどんどん進んで、(ドゥ・ウィリとミルタのソロは後日ということで通過して、)ついにはこのくだりのラストまで一気に覚え、最終的には第2回で学んだ登場のところから最後まで全部通してみる!ということを行いました。

具体的に言うと、

  • ウィリ達が恐~い雰囲気で登場し、二人組になったり床に膝をついてカンブレをしたりといった一連の群舞を踊ったあと(第2回レッスンでやったところ)、
  • ドゥ・ウィリやミルタがソロを踊っている脇に控え、時折アラベスク・ソテや各種パ・ド・ブーレ等の振付が断続的に入り、
  • ウィリ達が左右からアラベスクで進んできてすれ違う場面(東京バレエ団ではこの場面を“象の行進”と呼んでいるそうです。舞台では観客から拍手がわき起こるコール・ドの見せ場!)を経て、
  • ミルタを筆頭にウィリ達全員でフェッテ・アラベスクを繰り返す、あの迫力の極みのコーダまで

を、すべて練習したということになります。

 

ううう、、、楽しかった……!!!

もちろん非常に難しかったですし、めちゃくちゃハードでしたし、最後はもう息が切れすぎて「こ、これは男どもを踊り殺す前にこっちが踊り死ぬんじゃ……」と思いましたけれど、でも「こんなにも踊るんだ!」というくらいたくさん踊れて、しかもみんなで協力して列や動きを合わせていくという一体感も経験できて、本当に最高でした。

 

やっぱり、個人的にすごく嬉しかったのは“象の行進”を練習できたこと。

『ジゼル』の群舞と言えばまず思い浮かぶシーンのひとつですし、とにかく一度やってみたかった!(同意してくださる受講生のみなさまも多いのでは…)

アラベスク・プリエのままズン、ズン、ズン……と前進すること、往路12歩、復路14歩。

かなりの距離を進まないと左右のグループがすれ違いきれないし、当然ながら列は揃えておかなくちゃいけないしで体力的にも集中力的にも凄まじく大変でしたが、やはりこの場面がくるたびに内心(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)と興奮しました。

 

あと、ラストのフェッテ・アラベスク合計10回。

正確に言うと、(パ・ド・ブーレ→後ろトンベ→パ・ド・ブーレ→前トンベ→フェッテ・アラベスク)×4からの、ダメ押し連続フェッテ・アラベスク×6。

最後の力を振り絞るとは、まさにこのこと。

高木綾さんいわく、プロのダンサーだって「あああ……もう脚が利かないかも……」等と思いながら、必死に跳んでいるのだそうです。

 

われわれの群舞修行は、まだまだ続きます。

次回(1/27)は、ウィリ達が哀れヒラリオンを追いつめ、踊り狂わせ、沼に沈める場面を練習する予定(恐い)。

女性受講者のみなさんにとってもまた大きな大きな挑戦となりますが、何といっても男性受講者の方(もれなくヒラリオン役)が大活躍の回となりそうです(≧▽≦)

 

***

 

【第3回レッスンのポイント】

《列を揃えるコツ》

Point 1:基準を作るのは“外側の人”。より難しいのは“真ん中の人”

★群舞では、一番前の列や一番端の列といった“外側の人”が立ち位置を絶対的に守ることが大事。そこが揺るぎなく守られてはじめて、内側の人はラインを揃えることができるので、責任重大!

★その意味で、真ん中あたり(=“外側”以外)の人たちは、自分が前・横・斜めにいる人たちに合わせなくてはいけないので、常に神経を遣うし、とても大変。

 

Point 2:照準を合わせる人を“パ”ごとに変える!

★振付ごとに体のアングルが変わるのを利用して、その瞬間にチェックしやすい方向をチェックする。

e.g.)床に膝をついてカンブレをした後、エカルテ・デリエールでプリエ→パ・ド・ブーレのところ。エカルテの時は斜め後ろ(自分の身体に対して横)の人を見やすいので、斜めのラインを意識して揃える。次のパ・ド・ブーレでは体を正面に向けるので、前の人を見て縦のラインを揃えるようにする。

 

《今回の場面のポイント》

Point 1:ウィリ達登場の場面の歩き方は、マスターしておくと応用が利く!

★ウィリ達が上体前傾&手首をクロスしたポーズで登場してくるところの歩き方。

①脚をつま先まで優美に伸ばして前に差し出し、

②膝を決して曲げないようにつま先から床につけて、

③さらに膝を伸ばしたまま、足の裏を丁寧に使って踵を床に下ろし、

④その脚に体重を移動させきる

上記①~④を左右繰り返しながら歩くと、とても堂々とした(上手そうな…!)雰囲気が醸し出せる。

★上記③で膝を曲げてから立ってしまうと、“よっこらしょ”という感じが出て残念な歩き方になってしまう。

★足の裏をしっかり使うことで踊りに深みが出る。歩くだけでも全然違う。

★これは男女共通。この歩き方を覚えておくと、ソロを踊るために袖から出てくる時などにも使えて、とても便利。

 

Point 2:腕は基本的に低めの位置で

★ウィリの群舞は周りの人とあまり間隔を開けず、タイトにフォーメーションを組むことが多い。

その時に横の人と腕がぶつからないように……という意味もあり、ドゥミ・スゴンドなどはかなり低めの位置でポジションを作ること。

肘を少し持ち上げて、丸いラインのドゥミ・スゴンドに。

★またパ・ド・ブーレで3歩目の脚をプリエする時、軸脚側の腕はアン・ナヴァン、反対側の腕はア・ラ・スゴンドにするけれども、そのア・ラ・スゴンドの腕がつい高くなりやすいので注意

 

Point 3:両サイドに分かれて静止している時の、腕と脚のポジション

(ミルタやドゥ・ウィリがソロを踊っている間)

ア・テール(つま先を床につけた状態)で第4アラベスクをしている時は、後ろの脚をピンと伸ばし、ボディをグッと捻って背中をできるだけ正面に見せるように。腕は低めの位置で前と斜め後ろに伸ばす。

途中でポーズを変える時は、腕はウィリの基本アームス(みぞおち前で手首をクロス)にする(両手の上に赤ちゃんを載せているようにグッと下げておくことを忘れずに)。

後ろの脚は膝を曲げてBプラスに。

 

Point 4:“象の行進”は目線を下げず、腕と脚を強く引っぱる!

★とにかく目線を下げないように気をつけるべし! 目はしっかり進行方向を見て、列を合わせ、音にも合わせることに集中して。

★大事なのは、ホップして前進する時に頭がぴょこぴょこしないことと、アラベスクの脚がふらふら上下しないこと。頭の上にお茶を載せて配達するイメージで行進する!

コツは、前に伸ばした腕と後ろに伸ばした脚をグーッと強く引っぱり、ハリを持たせておくこと!

体重は足の指の上に乗せておく!

★アラベスクの合間に入るソ・ド・バスクはジャンプしない

 

Point 5:フェッテ・アラベスクはつま先まで強く!

★ラストのフェッテ・アラベスクで、つま先がプラプラしているのはすごく残念。

しっかりつま先まで神経を行き届かせて、ピン!と張っておくことを意識すべし。

 

「ジゼル」レッスン、第2回(1/13)重要ポイントのまとめ!

名作バレエ『ジゼル』のハイライトシーンを学び、踊り、演じてみる定期講習会「ジゼル」レッスン~名場面の踊りと演技を学ぶ~、第2回の1月13日(土)は第2幕序盤、ウィリ達の登場からの群舞(ドゥ・ウィリのヴァリエーションが始まるあたりまで)を練習しました!

群舞とはとにかく、まず振りを覚え、タイミングを覚え、フォーメーションを覚え、動くたびに変わる自分の立ち位置を覚え、他のダンサーとの並びを常に意識し、お互いの呼吸を感じ合い……と、つまりひと言でいえば非常に難しかったです。

何がいちばん難しかったのか。これは人によって違うとは思いますが、私個人的には、“自分の立ち位置を覚えること”がとても難しく感じました。もちろん床にはビニールテープの目印(いわゆる「バミリ」)が貼ってあるのですが、じゃあその目印の位置に立てばいいかと言うと、多くの場合がそうじゃない。

「その、白いテープと白いテープの間、1/3くらいの位置で列を揃えて~」
「白いテープと赤いテープの間、つまりリノリウム1枚の1/4くらいのところに立って~」

・・・。

び、微妙すぎやしませんか先生(涙)。

しかし、「コール・ド・バレエ(群舞)って本当に難しいし大変なんですけど、全員の踊りがぴったり揃った時の気持ちよさといったら! もう、すっごく楽しいんですよー♪」と、東京バレエ団時代の思い出を交え、笑顔キラキラで話す高木綾先生。

「ソロももちろん楽しいけど、もしかすると群舞のほうがおもしろいかもしれない。とくに女性の群舞は動きが繊細だから」と感慨深げに語る高橋竜太先生。

2時間のレッスンを終える頃には、私も含め受講者のみなさんが、この先生方の言葉の意味に、確かに触れることができたのではないでしょうか。

群舞はとても踊りがいがあって、こだわりがいがあって、難しいからこその楽しさと興奮があります。そして振付の一つひとつがやっぱりすごく美しくて、随所にうっとりするようなポール・ド・ブラが出てくるのも嬉しかったし、何よりも、終わった後に「ふぅ~!」とみんなで息をついて、拍手し合えた時の気持ち。これもまたバレエの素敵なところだなと、しみじみしました。

そしてあらためて、プロのコール・ド・バレエの凄さというものを思い知った2時間でした。。。

 

【第2回レッスンのポイント】

《群舞の心得》
その1:体は振付を踊りつつ、目は常に周りのダンサーの動きをウォッチ
*群舞はとにかく神経を遣う。例えばパ・ド・ブーレで移動しながらも目は前の人の左脚をずっと見て一瞬もラインが乱れないようにしたり、アラベスクやアロンジェのポーズを作りながらも目は前の人がどこに脚を出すかを見ていなくてはいけない。
*それなのに、音にも絶対に遅れてはいけないのがまた難しい。前の人の動きを見て、それに自分の動きを合わせようとすると、どうしても微妙に音に遅れてしまいがち。
“見てから動く”のではなく、“動きながら見る”ことが大切。

その2:己を滅し、他者との調和をひたすらに目指す。これぞ群舞の美学なり
ダンサーというものは、長年かけて自分の個性を探し求め、自分ならではの踊り・表現を確立するためにもがき、必死に努力する。
しかしいざ群舞を踊るとなると、一生懸命磨いてきたはずの個性を徹底的に消し去らなくてはいけない
それが群舞の苦しさであり、魅力でもある。

《今回の場面のポイント》
Point 1:ウィリの基本姿勢
アームスは両手のひらを上に向け、手首をみぞおちの前あたりでクロスさせる。
*胸のあたりまで手が上がってこないように注意。
抱くことが叶わなかった赤ちゃんを手の上に載せているようなつもりで(悲)、クロスした腕をぐっと下ろしておく。
*ほかのポーズをする場合も、アームスは基本的にはあまり高く上げず、肩より低い位置でポジションを作ることが多い
上体はやや前傾させる。腰~背中~首の後ろ~後頭部にかけてスーッと斜めのラインを作る感じで。
*この時、耳の後ろをスーッと長く上へ引き上げること。
*頭頂部がツーッと上から引っ張られているようなイメージで、何者かに操られて動く精霊たちの恐~い雰囲気を出す。

Point 2:ペアで手をつなぐ時の約束事
★二人組になって手をつなぐ時は、必ずどちらかが相手の手を下から受ける“サポート側”になり、もう一人が上から手を重ねること。
手と手を立てた状態で合わせたり、相手の指をつまんだり握ったりするのはNG!

Point 3:アラベスクでグラグラしない!
★二人組で、(コントゥルタン→アラベスク・プリエ→5番プリエ→パ・ド・ブーレ・トゥール1回転半)×3回+(コントゥルタン→アラベスク・プリエでポーズ12カウント)のパート。
ここはカウントをきちんと取りながら、パからパへの移行を意外と速く行わなくてはいけない。
そのため、アラベスクがすごくグラグラしがち(特に12カウントキープするところ)。
安定させるためのポイントは、
*アラベスク・プリエは、軸脚をしっかり踏み込むこと!
*アラベスクでキープは、たとえ周りの人がぐらつこうとも、つられてはいけない!
とにかく己を強く持つべし!

Ω群舞の豆知識Ω
★コール・ドの並び順は、背の高い人が前になることが多い。なぜならそのほうが後ろの人が前の人とラインを合わせやすいから。

「ジゼル」レッスン、第1回(1/6)で学んだ重要ポイントのまとめ!

名作バレエ『ジゼル』のハイライトシーンを学び、踊り、演じてみる定期講習会「ジゼル」レッスン~名場面の踊りと演技を学ぶ~が、いよいよ開講しました!

1月6日に行われた第1回目のレッスンでは、
●女性は《第1幕よりジゼルのヴァリエーション》
●男性は《第2幕よりアルブレヒトのヴァリエーション》
を練習。
初回にしていきなり主役の踊り。しかもヴァリエーションを1曲ずつまるごと学びました……!

私も一受講者としてレッスンに参戦しましたが、お正月休み明けだったこともあり(と休みのせいにしてみる)、禁断の前腿とか外腿とかふくらはぎとかばかりが筋肉痛に。
しかし新たな年の幕開けに、素敵な振付をめいっぱい踊り、みんなで気持ちのよい汗をかくことができて、素晴らしい開講初日となりました。

この第1幕ジゼルのVaも第2幕アルブレヒトのVaも非常に有名で、みなさん何となく振付に見覚えはあったのかもしれません。しかしポーズとポーズの間には細々とした”つなぎのパ”がたくさんあり(コントゥルタンとかバッチュ×2とかシャッセとかパ・ド・ブレとか)、なかにはすごく似てるけど微妙に違うトリッキーな足さばき(1回目のバッチュは前・前だけど、2回目は後ろ・前、みたいな)もあって、これがなかなか紛らわしかったんですね。にも関わらず、受講者のみなさんが混乱する様子もなくつるつるっと振りを覚えてしまったのが、とても印象に残りました。

それにしても、講師の高木綾さん、髙橋竜太さんのご指導は本当に内容が濃厚で、2時間のレッスン中、学ぶべきこと・学んだら絶対に忘れたくないことがものすごくたくさんあります。

教わったことを確実に身に着けていくために、これから毎レッスン終了後に、とくに重要だった点や新鮮な気付きのあった点をこちらのブログに掲載していきたいと思います。

【第1回レッスンのポイント】

Point 1:アームス(腕)で何を表現するのか?
★『ジゼル』という作品では、アームスの動きがたくさんのセリフや感情を語っている
*例えばジゼルのVaのプレパレーションだけでも……
・お母さんに向かって両手を合わせ、「ね?踊ってもいいでしょう?」
・アルブレヒトを見て胸にふと手を当てるだけの仕草で、彼への「好き」を伝えている
*またアルブレヒトのVaで、腕を深くクロスしながらアン・オーに上げていく仕草は涙を拭う様子を表している 等々。
アームスと顔・視線との距離で、その人物の“位”が表せる
*顔や視線から遠いところで手を使うと、高貴な雰囲気や威厳が出る。
*逆に、手の動きに添わせていくようなイメージで顔や視線をつけてみると、村娘らしい親しみやすさが出てくる。

Point 2:テクニック安定のコツは“アン・ドゥオール”と“背中”
★この踊りでは、軸脚ポアント(ドゥミ・ポワント)で動脚をバッチュしたり、ランベルセやアティテュード・トゥールなどで回った後に着地したりする瞬間が、非常にぐらつきやすい。
でも、どの人も軸脚のアン・ドゥオールをしっかり意識できている時ほど、テクニックの成功率が高く、安定して立ったり着地したりできている
大切なのは、軸脚のことをきちんと気にかけているかどうか。
軸脚のアン・ドゥオールを1回1回ていねいに作りながら、一つひとつのステップを積み重ねていくこと。
逆にテクニックがうまくいかなかったり、着地がぐらついたりした時は、「ちゃんとアン・ドゥオールしてたかな?」と自分の動きを見直すべし。
★もうひとつのカギは背中
背中を張って使えている時は、ぐらぐらもしないし、余裕のある動きができていることが多い。
バランスがうまく取れない時こそ、背中をはっきりと意識するべし。

Point 3: 第1幕ジゼルのVaは、体を引き上げ明るく踊る!
★ジゼルは心臓の弱い女の子ではあるけれど、第1幕のヴァリエーションはあくまでも明るく表現すること!
大好きな踊りを踊れる楽しさ、大好きな彼がいる嬉しさを込めて、ステップごとにどんどん体を引き上げていくイメージで。
たとえプリエをする動きでも、上体はもっと上、もっと上、の意識で。
その明るさをしっかり見せてこそ、第1幕終盤から第2幕にかけての悲劇が際立ってくる。
『ジゼル』という作品は、“明”と“暗”のコントラストがとても大事。