「ジゼル」レッスン、第1回(1/6)で学んだ重要ポイントのまとめ!

名作バレエ『ジゼル』のハイライトシーンを学び、踊り、演じてみる定期講習会「ジゼル」レッスン~名場面の踊りと演技を学ぶ~が、いよいよ開講しました!

1月6日に行われた第1回目のレッスンでは、
●女性は《第1幕よりジゼルのヴァリエーション》
●男性は《第2幕よりアルブレヒトのヴァリエーション》
を練習。
初回にしていきなり主役の踊り。しかもヴァリエーションを1曲ずつまるごと学びました……!

私も一受講者としてレッスンに参戦しましたが、お正月休み明けだったこともあり(と休みのせいにしてみる)、禁断の前腿とか外腿とかふくらはぎとかばかりが筋肉痛に。
しかし新たな年の幕開けに、素敵な振付をめいっぱい踊り、みんなで気持ちのよい汗をかくことができて、素晴らしい開講初日となりました。

この第1幕ジゼルのVaも第2幕アルブレヒトのVaも非常に有名で、みなさん何となく振付に見覚えはあったのかもしれません。しかしポーズとポーズの間には細々とした”つなぎのパ”がたくさんあり(コントゥルタンとかバッチュ×2とかシャッセとかパ・ド・ブレとか)、なかにはすごく似てるけど微妙に違うトリッキーな足さばき(1回目のバッチュは前・前だけど、2回目は後ろ・前、みたいな)もあって、これがなかなか紛らわしかったんですね。にも関わらず、受講者のみなさんが混乱する様子もなくつるつるっと振りを覚えてしまったのが、とても印象に残りました。

それにしても、講師の高木綾さん、髙橋竜太さんのご指導は本当に内容が濃厚で、2時間のレッスン中、学ぶべきこと・学んだら絶対に忘れたくないことがものすごくたくさんあります。

教わったことを確実に身に着けていくために、これから毎レッスン終了後に、とくに重要だった点や新鮮な気付きのあった点をこちらのブログに掲載していきたいと思います。

【第1回レッスンのポイント】

Point 1:アームス(腕)で何を表現するのか?
★『ジゼル』という作品では、アームスの動きがたくさんのセリフや感情を語っている
*例えばジゼルのVaのプレパレーションだけでも……
・お母さんに向かって両手を合わせ、「ね?踊ってもいいでしょう?」
・アルブレヒトを見て胸にふと手を当てるだけの仕草で、彼への「好き」を伝えている
*またアルブレヒトのVaで、腕を深くクロスしながらアン・オーに上げていく仕草は涙を拭う様子を表している 等々。
アームスと顔・視線との距離で、その人物の“位”が表せる
*顔や視線から遠いところで手を使うと、高貴な雰囲気や威厳が出る。
*逆に、手の動きに添わせていくようなイメージで顔や視線をつけてみると、村娘らしい親しみやすさが出てくる。

Point 2:テクニック安定のコツは“アン・ドゥオール”と“背中”
★この踊りでは、軸脚ポアント(ドゥミ・ポワント)で動脚をバッチュしたり、ランベルセやアティテュード・トゥールなどで回った後に着地したりする瞬間が、非常にぐらつきやすい。
でも、どの人も軸脚のアン・ドゥオールをしっかり意識できている時ほど、テクニックの成功率が高く、安定して立ったり着地したりできている
大切なのは、軸脚のことをきちんと気にかけているかどうか。
軸脚のアン・ドゥオールを1回1回ていねいに作りながら、一つひとつのステップを積み重ねていくこと。
逆にテクニックがうまくいかなかったり、着地がぐらついたりした時は、「ちゃんとアン・ドゥオールしてたかな?」と自分の動きを見直すべし。
★もうひとつのカギは背中
背中を張って使えている時は、ぐらぐらもしないし、余裕のある動きができていることが多い。
バランスがうまく取れない時こそ、背中をはっきりと意識するべし。

Point 3: 第1幕ジゼルのVaは、体を引き上げ明るく踊る!
★ジゼルは心臓の弱い女の子ではあるけれど、第1幕のヴァリエーションはあくまでも明るく表現すること!
大好きな踊りを踊れる楽しさ、大好きな彼がいる嬉しさを込めて、ステップごとにどんどん体を引き上げていくイメージで。
たとえプリエをする動きでも、上体はもっと上、もっと上、の意識で。
その明るさをしっかり見せてこそ、第1幕終盤から第2幕にかけての悲劇が際立ってくる。
『ジゼル』という作品は、“明”と“暗”のコントラストがとても大事。